自分にないものを持っている人は、とても魅力的に映ります。その人がいることで自分が完全になった気分になれるのも惹きつけられる理由の一つです。
恋愛や結婚などでパートナーとなるのは、その人と一緒にいることで自分にない部分を補えるからという心理が少なからず働いています。
実はこれが落とし穴でもあるのです。
良かれと思ってしていることでも、与え過ぎた方は自分の都合で相手を依存させ、もらい過ぎた方は自立ができず精神的・経済的に依存し、また与えてもらうことをします。
お互いが足りない部分を差し出し、二人で分かち合える関係性ならよいのですが、一方だけがいつも補っている状態は、1人で2人分を担うのでエネルギーが消耗していきます。
エネルギーを奪い奪われるような関係性になると、いずれ不具合が生じてきます。
刷り込みによる心の癖、幼少期のトラウマ、親子関係からの影響
幼少期の親との関係が影響して、恋愛や結婚生活に影響を与えていることがあります。
親からの愛情不足や抑圧された環境で育てられたことにより、インナーチャイルドが傷ついたまま大人になると、自分に自信が持てず、セルフイメージが低くなっている傾向があります。自分を愛せていない状態です。
自分の気持ちや愛情の表し方が分からないため、いびつな愛情表現となって相手を束縛したり、支配的になっていたり、またそのいびつな関係を受け入れてしまう体質になっていたりします。
自分に自信が持てないために、相手に嫌われないようにすることに心を砕き、自分を抑えて相手に合わせることは、我慢を強いられているような理不尽さを感じながらも、相手軸でことを進めているのでいずれ自分が苦しくなります。
失うことへの恐怖から執着のような愛に変わる人もいます。また、自分に向けられるはずだった愛を求めて完璧な相手を探し続けている人もいるでしょう。
良かれと思ってしていることが、こじらせている原因になっていることもあるのではないでしょうか。
自分の幸せを相手に委ねるような考え方を止め、相手に振り回されているのは自分軸で存在していないからだということを認識して、自分に力を取り戻してください。
霊的な側面からの影響もあるのですが、こういった幼少からの問題で派生していることは、自分を大切に扱い、自分の価値を知り、自分を受け入れていくことで、だんだんと抜け出せるようになっていきます。
代々続く家系の因縁、ご先祖様からの妨害や影響
離婚経験のある人は、ご両親もそうであったりすることも少なくないのではないでしょうか。辿ってみるとその特徴は家系の問題となっていることもあります。
例えば、浮気をしている親を見て傷つき、自分はそうはならないと心に決めても、エネルギーレベルでカルマを持っていると親と同じことを繰り返します。
異性との縁が薄く、なかなか結婚に辿り着かないという人は、ご先祖様からの因縁の影響を受けている場合もあります。
女性関係やお金にだらしがなかったご先祖様のことで、子孫の結婚に影響を及ぼすようなことが起こるのです。
また、家系として跡取り的な役割のカルマをもった女性が、自身の幸せを優先してお嫁に行こうとすると不幸になるともいわれています。強く逞しく、生涯において衣食住に困ることなく天寿を全うするようにご先祖様からの守護をいただいていたからです。
ご先祖様というのは、あなたの命を今世に繋いでくださった感謝すべき存在です。心の拠り所にされている方も多くいらっしゃることだと思います。
一方で、今世のあなたに関係のないところで、ご先祖様がした不善や思い残しなどがカルマとなって、子々孫々に返ってきている場合もあり、あなたの今世の幸せを妨害していることもあるのです。
愛情の不足というものは、人生に影を落とすような形で現れることがあります。
幸せになりたいと思っているとき、求めるもののベースには愛があることが多いからです。
自分の気持ちが揺さぶられる、人生が揺らいでしまうものが『愛』である人は、あなたという存在を創った家系の環境から見直してみると、今の自分自身を取り巻く愛情問題の原因が見えてくることがあります。
↓↓ 続いてお読みください ↓↓